たてもの探訪

2024年9月　金子宅

2024.10.22

都会を離れ島で暮らす理想の家づくり

宮古島での理想の暮らしを求めMY HOMEを計画
シンプルで落ち着く家づくりを目指し、自宅に店舗を構える金子宅を訪問しました。

Check Point！
暮らしに寄り添う
収納・空間作りのアイディアが満載

生活感を見せない!

デザインする家づくりをご案内

【金子宅】
平良字荷川取
２階建
平米数：162㎡

計画当初、畑であったため、地目変更や設計、建築、完成までに6年かかり2023年宮古島に待望の移住。
白を基調とし、グレー、ピンクで配色されたインテリアは落ち着いた安らぎある心地よさを感じました。

開放的な空間づくり

家に入ると広々とした玄関が広がり、天井まで吹き抜けとなっているその先の窓から光がさし明るく開放感を感じる金子宅。
現在、この広い玄関ではレジンや、アルコールインクのワークショップ店舗として利用。
1階の奥の一部屋はエステサロンとして、更に奥には12畳ほどの寝室がある。
この広い作りには、子どもの成長に合わせ一人部屋を設けられるようにと隠し扉が用意されるなど、見えない部分にも将来を見越した細かな工夫がされていました。リビングの大きな窓からは海が眺められ、西と北、２方向から景色が見えるよう建物自体に角度を付け、更に床の高さを変えることで間延びせず立体的な空間を生み出したそう。
「生活空間を２階にしたことで景色がよく見え、毎日の自然の変化を楽しみながら生活しています。」
と金子さんは言います。

広いキッチンでは「Kawaiiちぎりパン教室」が行われ、受講者に快適なスペースでワークショップを受けてもらえるよう、冷蔵庫などは後ろの大きな収納スペースへ、クーラーもなるべく見えないよう天井の高さを工夫して目隠しされている。

一見収納が少ないようにも見えるが、リビングからダイニングへ向かう通路には、壁付にベンチ型の収納スペースが設けられ、金子さんの作品が飾られていました。壁にアートを飾った際に作品にライトを当てられるよう、天井にはレールが用意されており、
趣向を凝らしたシンプルであり利便性の高い住みやすい生活空間となっていました。